お家を新築しようと思ったときに、日当たりは絶対に見逃せないポイントですよね!
でも平屋のお家を建てたいと思った場合『平屋って日当たりが良くない!』って聞いたことありませんか?確かに、平屋って日当たりを確保するのが難しいイメージありますよね。。
そこで今回は、平屋で家を建てる場合に日当たりはどのように確保したらよいか、日当たりを確保するにはどんな間取りの実例があるかを紹介してみたいと思います*
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平屋は失敗すると日当たりが悪くなる?!
まず『平屋は日当たりが悪い』と言われる理由ですが。。平屋はどうしても家の高さが周りと比べて低くなることが多いです。
そのため、
- 平屋をどんな場所に建てるのか
- まわりにどんな建物が建っているのか
という建てる周辺の環境が日当たりに大きく影響してしまうんです!
例えば、平屋が高層ビルに挟まれた土地に建っていたら。。どんなに工夫して建てたとしてもおそらく日当たりは望めないでしょう。
しかし、大草原のど真ん中に平屋が建っていたとしたら、遮るものが何もないので日当たりは抜群なはずです!
上記の例はとても極端な例ですが、どんな場所にどのように平屋を建てるかによって、平屋のお家の日当たりは大きく違ってきます。
また、家の高さが低い分、間取りを工夫しないと家の中に光が入りにくくなってしまいます。
そのあたりもよく考えて間取りを決める必要がありそうですね!
日当たりが悪くなる平屋の特徴とは?
それでは、具体的に日当たりの悪くなる平屋の特徴を考えてみましょう。
ポイントは3つです!
- 間取り
- 方角
- 周辺環境
この特徴を考慮すれば、建ててみたら日当たりが悪かった。。なんて事は避けられるはずです!
①間取り
家には日当たりの欲しい部屋と、それほど気にしなくてもよい部屋があります。
一般的にはリビングは日当たりの良さが求められます。
そのリビングがあまり日の当たらない方角を向いていたら、日当たりの悪い家という印象になります。
また、玄関や和室などに日が当たらないケースもそういった印象を受けやすくなります。
②方角
家を建てる際には、どの方角にどんな部屋を持ってくるかが重要になりますが、それは土地の形状等にも影響します。
南向きが一番日当たりがいいといっても、南北に長細い土地だと南向きにできる部屋は限られてしまいます。また、道路がどの方角にあるかによっても日当たりに影響します。
ですので、あなたが建てる土地に適した間取りを検討する必要があります。
③周辺環境
先ほど述べたように、周辺の建物がどんな建物かによって、日当たりは大きく影響を受けます。
特に南側に予期せぬ高い建物が建ってしまうと、一気に日当たりが悪くなってしまうのです。ただ、これはある程度法律で規制がかかるようになっています。
建物を建てる際には建築基準法という法律に基づいて、建築をしなければならないのですが、建築基準法には、
- 建物の日当たりを守る日影規制
- 建ぺい率・容積率
などで建てられる建物の面積を制限することにより、日当たりを守る決まりなどがあります。
それを守らないと建築確認が下りない=建物が建てられないしくみになっています。
これらの規制については土地ごとに違いますので、建てたい土地を建築士さんに見てもらって確認する必要があります。
日当たりの良い間取りを作る5つのポイント!
それでは、日当たりのよい平屋を作るための間取りのポイントをあげてみましょう!
日当たりが悪くなる平屋の特徴とは逆で、日当たりの良い間取りのポイントを取り入れる事で、日当たりを確保できる明るい平屋を手に入れることができます*
①土地選び
もし家を建てる土地をこれから購入するのであれば、土地の選び方次第で日当たりのいい家を建てることが可能になります。
土地選びのポイントは。。
- 土地の広さ
- 周りの建物や建築可能な建物について
- 土地の形状や向き、接道
などがあげられます。
“土地の広さ”は、広ければ広いほど周りの家との距離を離して建物が建てられます。
しかし、予算との兼ね合いや立地もあるので、広さを求められない場合は間取りの工夫でカバーすると良いですね!
“周りの建物や建築可能な建物について”は、現在建っている建物だけではなく、将来建つかもしれない建物についてまで考える必要があります。
“土地の形状や向き、接道”についてですが、一般的には整形地で東西が長い長方形で南側が道路に接している土地は日当たりがいい土地といえます。
ただ、この条件にあう土地はなかなかないので、建物の配置や間取り等でカバーしたいですね!
②方角から間取りを考える
家の中で一番日当たりを良くしたい部屋を南側に持ってくるのが一番ですが。。
建てる土地によって東側のほうが日当たりがいいのであれば、東側にリビングを持ってくるなど、日当たりと方角を考えた間取りを考えるのが大切です。
必ずしも南側が一番日当たりがいいわけではないのでご注意を!
③中庭を作る
中庭はとは字のとおり”家の真ん中にある庭”です。
ヨーロッパなどでは「ロ」の字型に建てられた家の真ん中に庭を作ったりしますが、日本では「コ」の字型に建てられた家の中に庭を作ったりします。
中庭を作ると、そこから家全体に光を通すことが可能になります。
また、中庭を作ることによって南向きの部屋を多く作ることが可能になるので、日当たりのいい家になります。
④吹き抜けを作る
吹き抜けは、上からの光を取り入れる効果と開放感をもたらす効果があります。
家の真ん中に作ると、家の中心部にも日が入りやすくなります。
玄関やリビングも吹き抜けを作ることで、日当たりの良さ&明るさは全く変わってきます!
⑤高窓を作る
これも吹き抜けと同じく、高窓を作るとそこから家の中に日が入り明るい空間になります。
【吹き抜け+高窓】を作ればもっと日が入りやすく、開放的で明るい最高のスペースになること間違いなしです!
参考にしたい!日当たりの良い平屋の間取り5選*
①東西に長く日当たりを確保できる間取り
(引用元:https://平屋間取り.com/29坪3ldk日当たりの良い平屋の間取り.html)
こちらのプランでは、家が全体的に東西に長くなっていて、南側に位置する部屋を多く取ることにより日当たりを十分確保できるようになっています。
また、玄関も南側にあるため、家全体も明るい印象になります。
②南側に部屋を多く配置した日当たりの良い平屋の間取り
(引用元:http://xn--nbk857htzfcjcbs5i.com/wp-content/uploads/2016/06/24t3ldkhiraya0618.jpg)
こちらの間取りは、玄関を北側に配置することにより、南側に居室部分を多く持ってくることができています。
結果、リビングや個室も日当たりを確保できる間取りになっています。
③ロの字型に設計し中庭を配置した平屋の間取り
(引用元:http://新築間取り.com/wp-content/uploads/36thiraya3ldk171013e.jpg)
こちらの平屋の間取りは、お家の真ん中に中庭を配置し、そこからの光を取り入れることによって家全体の日当たりを確保しています!
④コの字型に中庭を配置し光を取り入れる平屋の間取り
(引用元:https://家の間取り.com/wp-content/uploads/2018/02/31thiraya3ldk180204w.jpg)
家の間取りをコの字型にして、中庭を真ん中に配置した間取りです。
中庭からリビングや廊下にたっぷりと日当たりを確保できる間取りです*
⑤吹き抜けや高窓により日当たりを確保した間取り
(引用元:http://www.dotohouse.com/files/doto-e23-top.jpg)
平屋のお家ですが、お家の外観から分かるように、吹き抜けと高窓を採用したことで、日当たりのいい家になっています!
高い位置にある窓から入る日差しは、家全体に届きそうですね*
今回のまとめ
平屋で日当たりを確保する間取りをいくつかご紹介しましたが、いかがでしょうか。
日当たりを良くするためには、
・どんな土地を選ぶか、またはどんな土地なのかを知る
・土地の形状や広さを踏まえ、方角から間取りを考える。
・吹き抜けや高窓や中庭など、光を取り入れられるような工夫をする
ということが重要なポイントです!
成功例の間取りを参考に、是非日当たりの良い最高の平屋づくりをして下さい*