《豪雪地帯の平屋住宅》家づくりのポイントや特徴!雪下ろし不要の屋根とは?




豪雪地帯で平屋住宅を建てる場合、雪下ろしなどの問題があるので、屋根の選択には注意が必要ですよね?

注文住宅で平屋住宅を建築する際、自身の希望に合わせた設計ができ、オリジナルデザインの設計が可能であるなどといったような思い描くマイホームを建築することができます。

 

今回は豪雪地帯で平屋の注文住宅を建築する場合の、

  • 家づくりのポイント
  • 知っておくと役立つこと
  • 特徴
  • 雪下ろし不要の屋根

について知っておくべきことをまとめました!

今は、雪かき不要の便利な屋根があったり、知っておくと得する情報盛り沢山ですっ♪

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豪雪地帯の平屋住宅で注意するべきことは?

豪雪地帯で平屋住宅を建築する際、ハイリスクな問題点が多数出てきます。

例えば【屋根に雪が積もらないような工夫】また【雪かき不要な家にする】などといった対策を行う必要があります。

 

まずは、豪雪地帯に平屋住宅を建築する際に注意すべきポイントについてまとめてみますっ!

  1. 熱変化については「外断熱工法」を、防腐対策には「外壁通気工法」を活用する
  2. 使用素材について定期的にメンテナンスを行うこと
  3. 屋根や外壁材は破損の場合に早期対処が必要となる
  4. 湿度管理・結露予防に換気設備を充実させること
  5. 屋根に雪対策を施すこと

何と言っても、雪に関する対策は必須です!

では、今時の注文住宅ではどのような便利な雪対策があるのでしょうか?

 

豪雪地帯で必須の屋根の雪対策!

豪雪地帯で平屋住宅の注文住宅を建てる時、雪かきが不要の屋根にするための設備はいくつかあります!

値段と用途によって、どの設備を付けるのか検討しましょう*

 

①電熱方式

屋根に電熱ケーブルを張ったり、面状発熱体を設置して通電発熱させる電熱方式を採用します。

これを設置することで、屋根上に積もった雪が溶けやすくなることと凍結を防止することができます。

また、面状発熱体は床暖房でも使用されることが多く、少し電気代が嵩みますが、耐久年数が長くコストパフォーマンスに優れていると言えます。

 

②温水循環方式

ボイラーで加熱した温水をパイプに流し、それを循環させるのが温水循環方式です。

屋根に温水パイプを組み込み、熱量調整が可能です。

電熱方式よりも省エネであることから、低コストで利用することができます。

しかし、年数経過によって循環効率の低下が起こる可能性もあり、定期的なメンテナンスが必要となります。

 

③ヒートパイプ方式

ヒートパイプ方式は、パイプが電熱機能を持っていて、ボイラーが熱源となって屋根に設置したヒートパイプに伝達することで積もった雪を溶かす働きをします。

導入の際のコストが高額ですが、メンテナンス不要という点において、将来的に大きなメリットがあると言われています。

 

④生活排熱を利用する方式

私たちが日常生活を送る中で排出する熱を利用して雪を溶かすシステムです。

屋根裏で生活排熱を循環させ、低ランニングコストで家屋を半耐雪型とするため、設置にコストがかかります。

 

 

豪雪地帯の平屋住宅の特徴は?

では、豪雪地帯に平屋住宅を建築する際には、どのような特徴があるのでしょうか?

ここにもやはり、

  • 雪が積もらない
  • 雪かき不要

にするための特徴があります*

 

雪が落ちない屋根の形状になっている

豪雪地帯に建つ家は、傾斜がついた屋根の家を建築することはありません。

すべてフラットルーフデザインの外観となっています。

また、平坦な屋根とすることで、屋根に積もった雪が地上へ雪崩落ちないような形に建築するのが大きな特徴だと言えます。

最近ではモダンスタイルやスタイリッシュデザインの平屋住宅も増えていますが、その中に無落屑屋根を導入するハウスメーカーも多く、豪雪地帯であっても理想の平屋住宅の建築が可能です。

 

積もった雪を処理する設計の屋根

雪は水分のかたまりであり、無落雪屋根の四方向はすべて落雪防止設計となっています。

そのため、溶け出した水の排水経路を確保しなければなりません。

当然春になると雪溶けが始まり、冬でも排水量が増加するため、建築の際はきちんと排水溝の設置を検討するようにしましょう。

また、排水溝には枯葉などが詰まることもあるため、定期的にお掃除するようにしましょう!

 

スノーダクト方式を採用する

スノーダクト方式は、自然に雪融けした水を落とす排水溝を確保した方式です。

最近では、電気を使用した雪を溶かすタイプの屋根もあります。

豪雪地帯の多くの家が採用している方式で、平屋建築の際も排水溝の設計に注意して建築するようにしましょう。

 

積もった雪の重量に耐える構造

豪雪地帯ですから、その積もる雪の量も驚くほどの量です!

そのため、雪の重量で屋根が潰れてしまうような構造では非常に危険です。

そのため、積雪2mでも耐えうる設計となるものが基本となっています。

 

豪雪地帯の家づくりのポイント

豪雪地帯では家を建築する際、降雪や積雪に対する対策がとても重要となります。

冬になると雪かきをする家庭も多く、特にお年寄りの場合、屋根からの雪下ろしは常に危険が伴うものです。

屋根やガレージに積もった雪が落下することも考えられます。

また、洗濯物が乾かないなど、豪雪地帯特有の苦労も多いとされています。

 

そのような中でも、豪雪地帯ならではの家づくりにはポイントがあります。

どのような点に注意して家づくりを考えればよいかのヒントになれば嬉しいです。

 

豪雪地帯に強い屋根

豪雪地帯ですから、雪に強く吸水率も低い上、雨漏りしにくい構造の家づくりが重要となってきます。

その為、豪雪地帯では、金属屋根となるガルバリウム鋼板を使用した屋根とされる家庭が多いです。

この金属屋根は、雪や地震に強く、リサイクルして新たな資源として活用できるほど地球にやさしい材質でできているため、現在では豪雪地帯の多くの家庭がこの金属屋根で建築されています。

 

スタンダードな屋根材「ガルバリウム鋼板」を利用する

ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金板に金属メッキを加工して作っています。

ガルバリウム鋼板は錆びにも強く、耐久性に優れているため、メンテナンスは10〜15年で良いと言われています。

気密性も高く、水が入りにくい構造のため、雪対策にもおすすめです。

 

最近では天然石とガルバリウム鋼板を合わせた商品も展開されています。

これは、表面に天然石を使用することで、急勾配の屋根でも雪をせき止め落雪しにくい構造としています。

再塗装も不要なため、豪雪地帯の屋根材として最適です。

 

 

 

平らな屋根・逆V字型の屋根

豪雪地帯では、三角屋根としていた場合は雪が滑り落ち、雪下ろしが原因の事故が多発し危険であることから、三角屋根ではない「無落雪屋根」が登場しました。

この無落雪屋根には3種類あります。

 

①勾配屋根方式

傾斜のある普通の屋根に雪止めをします。

また、勾配屋根は雨水が流れ落ちる設計となっていることから、屋根の耐久性が高く、優れています。

 

②フラットルーフ方式

フラットルーフ方式は、屋根を平にして雪が雪崩落ちることを防ぐ設計となっています。

メンテナンスはとても簡単ですが、雨が降った際に雨水を溜めてしまうため、防水工事を施しておかなければ雨漏りの可能性があるため注意が必要です。

 

③スノーダクト方式

スノーダクト方式は、屋根の中央にスノーダクトを設置し、そこから雨水を排水します。

そのため、氷柱ができにくく、最近は新築される平屋の家にも設置するケースが多くなっています。

スノーダクト方式は、屋根の中央がくぼんだV字型となり、そこから積もった雪や氷が解けてダクトに向かって流れ込むようになっています。

このスノーダクト方式は、排水溝に異物が詰まっていてはうまく排水することができなくなるため、1年に1度はメンテナンスを行いましょう。

 

④屋根融雪を設置する

屋根に積もる雪をヒーターの熱を利用して溶かし、排水させるシステムです。

これから豪雪地帯に平屋住宅の建築を予定されている方はぜひ検討されることをおすすめします。

 

雪下ろし不要の家にするためには?

豪雪地帯となると、毎年の雪下ろしにかなりの労力が必要となります。

特に高齢者にとっては非常に危険を伴う作業となることから、雪下ろし不要の家を建築したいと思う方も少なくありません。

ここでは、雪下ろし不要の家にするための屋根の工夫や洗濯スペース、自動雪下ろしについてご紹介します*

 

①落雪式の屋根

雪が自然に落ちるよう設計された屋根で、屋根の傾斜が急であることが特徴です。

しかし、雪が雪崩落ちたとしても安全面に配慮し、十分なスペースがとれることを確認してから落雪式の屋根にするようにしましょう。

 

②熱融雪式の屋根

ヒートポンプで室内使用の暖房器具からの熱を利用し、屋根の雪を溶かす方式の屋根です。

新たな熱源を確保して雪を溶かす訳ではないことから、省エネ効果も得ることができるでしょう。

 

③井戸水式の屋根

井戸水をポンプ等で屋根までくみ上げて雪を溶かすものです。

豪雪地帯の屋根に積もる雪も効率よく溶かすことができるため、設置費用は高額になりますが、一切雪下ろしの必要性がないためおすすめです。

 

④洗濯スペースの確保

豪雪地帯では、雪が降り続くことが多く、洗濯物を外に干すことができない日が多くなります。

そのため、洗濯物を干すスペースを確保して設計することが大切です。

 

⑤高床式住宅とする

高床式住宅とすることで、1階部分をガレージとし居住スペースを2階に設ける形の平屋とすることで、豪雪地帯でも難なく快適な生活を送ることができます。

 

⑥自動雪下ろし機

自動雪下ろし機は、屋根の斜面に取付けたレールの上を除雪版が滑り、屋根に積もった雪を自動で下ろしてくれる機械です。

自動というだけあって設置の初期費用が必要となりますが、これがあれば豪雪地帯でも雪の重みで屋根が潰れるなどの心配もなく雪下ろしをすることができますね。

 

今回のまとめ

豪雪地帯の平屋住宅建築についてもポイントや雪下ろし不要の屋根についてご紹介しましたがいかがでしたか?

豪雪地帯では、雪から屋根を守る対策を講じなければなりません。

屋根の構造については1年1年進化し、私たちの生活の中でもとても重要な要素であると言えます。

長い冬の生活を少しでも快適に過ごせるよう、平屋住宅を建築する際はこのような構造を参考に家づくりを行ってくださいね*

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マミ子
これさえしておけば、大満足の平屋が建つと断言出来ます♪

そんな大切なポイントをまとめたので、是非参考にして頂ければ幸いです*
 

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