家を建てる時に、間取りはとても大切です。
間取りによって、暮らしやすさが決まると言っても過言ではありません!
ただ。。。平屋の場合は、間取りの他にも大切なポイントがあります!!
それは”天井高”です。
天井高とは、その名のとおり“床から天井までの高さ”の事です*
一般的には、部屋の天井高は2.1m以上と決められています。
二階建ての場合、一階部分の天井高がそれ以上になる事はまずありません!
(吹き抜けの場合は例外ですが。。)
では平屋を建てる場合、なぜ天井高が大切なのでしょうか?
今回は、平屋お天井高について、メリットデメリットを比較しながらご紹介していきます*
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平屋は天井高を高くする?低くする?正解は?
平屋は2階建ての一戸建てと違い、天井高の高さは好きなように決められます。
平屋の場合は二階がないので、高さは自由自在です!
そして、平屋と言えば瓦屋根の日本家屋を思い浮かべますが、今はシンプルでスタイリッシュな屋根も多くありますよね♪
平屋を建てる時は屋根の形に合わせて天井高を決めたり、天井高の高さに合わせて屋根の形を決めたりもします。
ただ、天井高の高さには、それぞれのメリットとデメリットがあります。
では、そんな平屋での天井高は、どんな高さが良いのでしょうか。。?
天井高を高くする場合のメリットデメリット
ではまず、天井を高めに設定することによるメリット&デメリットを考えてみましょう!
《メリット》
- 空間が広く感じられる
- のびのびとした開放感がある
- 高い位置に窓を付けると部屋が明るくなる
- サイズの大きい照明が取り付けられる
- 高さのある観葉植物やクリスマスツリーを置ける
《デメリット》
- 天井までの壁面積が増えるので費用がかかる
- エアコン効率が悪くなる
- 掃除や電球交換に苦労する
- 窓が大きくなるので既製品サイズのカーテンが使えない
- 部屋が小さい場合は余計に狭く感じてしまう
天井高を高くした場合、開放感や視覚的効果を得られます。
その一方で、金銭的な面ではデメリットが多く感じます!
天井高を低く(標準の高さに)する場合のメリットデメリット
では次に天井高は低く設定する場合のメリットデメリットです。
低くといっても標準レベルの高さ(約2500mm前後)を想定しています!
《メリット》
- 外観が水平に広く感じられる
- 床の間のある和室にはバランスが良い
- 照明器具が選びやすい
- 夏&冬のエアコン効率が良い
《デメリット》
- 部屋全体が暗くなりやすい
- 部屋が狭いと圧迫感がある
- 匂いが立ち込めやすい
さすが”標準の高さ”というだけあって、デメリットはほとんど感じられないかと思います!
見た目は平凡になりがちですが、金銭面や日々のお手入れは天井高が低い方がデメリットが少ないです。
では、どのように天井高を決めれば良いのか。。?
ズバリ【デメリットを理解した上で設定すればどちらも後悔がない】です!
結局は予想外のデメリットが起こった場合に人は後悔するものです。
金銭面やお掃除の大変などのデメリットをしっかりと覚悟できていれば、天井高の心地良い空間を選択するのは理想的ですね♪
ロフトや屋根裏収納もおすすめ!
天井高を高くした場合の活用方法として、ロフトや屋根裏収納を作るのもおすすめです*
ロフトは子供たちの寝場所にしたり、ダンナ様のちょっとした書斎にしても良いですね♪
また、ロフトはフロア全体と同じ空間の中にあるので、お互いの居場所を感じられて安心です。
そして今、屋根裏収納は平屋においてとても人気のあるスタイルです!
家に収納は、出来るだけ沢山のあった方が便利です。
でも平屋では、フロアに十分な収納を作れない事が多いのです!
そんな時に屋根裏収納があれば、とても便利に感じること間違いなしっ!
普段よく使う物はフロアに収めて、あまり使わない物は屋根裏に保管すれば、フロアが無駄なく使用できます*
ただ、ロフトや屋根裏収納は熱がこもりやすいので、屋根に近付け過ぎないようにしましょう。
また、フラットタイプよりも切妻タイプの屋根のほうが、空間に余裕ができます。
そして、夏の暑さ対策のために、屋根には断熱材を必ず使用するのがおすすめです*
《今回のまとめ》
このように平屋の場合、天井高が空間の印象を決めます!
天井高の高さには、それぞれのメリットとデメリットがありますが。。。
それは、工夫や対応策によって意外にも何とかなるものです*
例えば、天井高を高くしてエアコンが効きにくい場合は、天井に換気扇やファンを付けたり。
天井高の照明にはLEDを使用すれば、電球交換もあまり必要ありません♪
ロフトや屋根裏収納も、見た目がおしゃれな上に収納スペースが増えるなら、是非取り入れたいですね!
まずは、好みの空間を家族で話し合ってみましょう。
そして、家族が居心地良く暮らせるように、天井高をしっかりと計画しましょう。
そういう風に、好みの天井高を選べることは、平屋建ての大きな魅力の一つです♪