平屋でよくチョイスされる勾配天井や小屋裏ですが、実際はそれぞれどういった良さがあるのでしょうか?
勾配天井と小屋裏どちらの方が人気があるのか?
どちらの方が使い勝手が良いのか?
メリット&デメリットはどのような事があるのか?
それぞれを比較しながら、魅力をご紹介していきたいと思います*
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平屋は上部(屋根付近)を活用しないと損?!
平屋といえばワンフロアで過ごせたり、すぐお庭に出ることが出来たりと、開放的な暮らしが出来るのが特徴です。
そういった反面、床面積を確保するのが難しいことや、吹き抜けが取り入れられない分、天井が低く感じる可能性があるといった悩みがあ流のも事実。。。!
しかし実は、平屋だからこその天井部分の活用法がたくさんあるのです!
ズバリ、平屋では天井付近の上部を活用しないと勿体ないです!
勾配天井と小屋裏どっちが人気??
平屋の天井付近の活用法の代表例が、【勾配天井】と【小屋裏】です。
《勾配天井とは?》
勾配天井とは通常の天井部分を取り払い、屋根のラインまで持ち上げた天井のことです。
つまり、屋根の形に天井が沿う形となり天井がななめになるので、勾配天井と呼ばれています。
平屋の場合、この勾配天井が各部屋の直接の天井になるため、リビングなど家族が集まる場所の開放感を高めるのにとても効果的なのです。
《小屋裏とは?》
また小屋裏とは天井から屋根までの空間を指します。
ここに小屋裏収納やロフトなどの空間を設ける場合には、一定の条件(高さが140cm未満、床面積の1/2未満、固定階段を設けないなど)をクリアすれば床面積や階数に含まれない、という優れた点があるのです!
床面積を確保するのに一苦労する平屋にとって、かなり魅力的な空間ですよね。
この勾配天井と小屋裏、どちらが人気なのかというと。。。
【開放感のある勾配天井をとるか、収納力のある小屋裏をとるか。】
ということになってくるので、こればっかりは『それぞれの生活スタイルによる!』という結論になってしまいます。
勾配天井のメリット&デメリット
では次にそれぞれのメリットデメリットを見ていきましょう!!
メリットデメリットをきちんと理解した上で採用しないと『後々後悔。。。』なんて事になるのでご注意を!
《メリット》
◉部屋に開放感が出る
これが勾配天井の一番の魅力ですね!
天井の高さって本当に重要で、同じ広さの部屋でも全然開放感が変わります。
全ての部屋を勾配天井にする必要はないと思いますが、リビングだけでも取り入れると印象がぐっと変わりますよ!
◉採光が取りやすく明るい部屋に出来る
勾配天井にすることで、通常であれば隠れてしまって付けられない位置に高窓をつけることが出来ます。
ここからの採光で部屋が明るくなります。
また高窓であれば、お隣さんや周囲の視線を気にすることもありません*
◉風通しがよくなる
高い位置に窓をつけることが出来るので、部屋の通気がよくなり、風通しがよくなります!
暖かい空気は上に上がっていくので、高い位置の窓から抜けていき、家の中の空気が循環するのです。
家の中の空気を快適に保つのに、高窓はかなり役立ちます*
《デメリット》
◉費用がかかる
勾配天井には費用が多くかかってしまう場合があります。
その理由として、主に通常の天井の場合よりも壁の面積が増えることが原因です。
◉窓や照明のお手入れが大変
勾配天井の場合、照明や窓の位置が高くなることが多いので、メンテナンスが大変です。
特に照明の電球を替えるのは業者さんなどに依頼する必要がありますので、LEDの電球を使い、交換の頻度を少なくする等の工夫が必要です。
◉家自体の断熱性、気密性を高くする必要がある
天井が高い分、部屋が暖まりにくいというデメリットがあります。
ですので、家自体の断熱性や気密性を上げて、対策をとる必要があります。
また、高窓の断熱性も高いものをチョイスする必要もあります。
小屋裏のメリット&デメリット
では、お次に小屋裏の方も見ていきましょう。
《メリット》
◉収納力がグンとアップする
普段使わないものをまとめて収納出来るという、非常に優れたメリットですね!
やはり収納スペースは多いに越したことはありません。
特にスペースを捻出することが難しい平屋にとって、救世主的な存在になるのでじゃないでしょうか?
◉部屋としても使える
天井高は低いですが、プチ書斎や趣味の部屋には十分なスペースになると思います。
床面積には入らないけれど、一部屋余分にある、と考えるとお得ですよね!
ただし部屋として使う場合は、エアコンで温度を調整することをおススメします。
◉隠れ家的な楽しさがある
【小屋裏】というだけで、隠れ家のような自分だけの場所という感じがグッと高まりますよね*
特に子供にとっては憧れの空間になるのではないでしょうか?
《デメリット》
◉費用がかかる
通常の坪単価に比べるとかなり安く設置できるのですが、オプションとみるとかなりの金額になります。
どのように生活に役立つのか、その使い道と金額を照らし合わせて選択するのが賢いですね。
◉とても暑くなる
通常は断熱性を上げるために使われる遊びのスペースなので、熱の影響を受けやすいのは当然なのです。
夏暑く冬寒いので、エアコンや換気システムを取り入れるなどの対策が必要にななってきます。
今回のまとめ
こうしてみると、勾配天井も小屋裏も平屋にはぜひ取り入れてみたいアイデアですね!
リビングの上は勾配天井、個室の上に小屋裏収納、という風に使い分けるのもおススメです♪
ぜひ、それぞれのライフスタイルに合った方法を取り入れてみてください*