平屋でお家を建てようかな、と考えている方!
『ぶっちゃけ平屋って二階建てと比べていいの?悪いの?』と思う人も多いと思います。
平屋のお家に憧れはあるけれど、
- 建てようと思っている土地で建てられるのか
- 予算はどうなのか
- 希望通りの間取りが建てられるのか
などなど、いろいろな疑問ってあると思うんです!
なので、今回は平屋と二階建ての一戸建てを様々な視点でメリットなどを比較してご紹介します*
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平屋と二階建てで迷った時の決め手は?
もし平屋か二階建ての一戸建てで迷っているのであれば、どのようなポイントで決めればいいのでしょうか?
平屋と二階建てでは本当に様々な違いがあるので、理想のお家やあなたの状況に合わせて決める必要があります*
では、実際にどのような事を考えて決めればいいのかまとめてみます!
①土地の広さ
まず、家を建てる際に最初に考えなければならないのは《土地の広さとその土地にどのくらいの大きさの家が建てられるか》ということです。
自分の土地に、どれくらいの敷地面積の家を建てることができるかは建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)で決まります。
建ぺい率は、その土地ごとに決められていますから、まずこの点を確認する必要があります。
しかし、よほど『広い間取りにしたい!』や『広い庭や駐車場を確保したい!』などでなければ、それほど広い敷地が必要というわけではないんです。
たとえば、50坪の土地の建ぺい率が60%であれば【その土地に建てられるのは30坪の家まで】ということになりますが、一般的に家族4人で住むには平均的な広さと言えます。
このあたりは、お願いする建築会社の建築士さんに正確な数字を出してもらえるので、検討する土地があればお願いしてみましょう!
②予算
建築費は『同じ面積なら一般的に平屋の方が高くつく』と言われていますが、
- どこの建築会社にお願いするか
- どんな間取りにするか
- どんな設備や内装にするか
などによっても大幅に変わってくるので、一概には言えない部分も大きいのです。
階段部分が要らないことから平屋の方が安く済むということも十分ありえます。
ですので、平屋と二階建てを比較してみたり、いろいろな会社に見積もりをお願いしてみることはとても重要になってきます!
③家族構成
家族の人数が多いと、どうしてもそれなりの広さが必要になってきます。
例えば二世帯住宅で6人で住むとなると、50坪くらいは欲しいとなると思います。
それを平屋で建てるとなると、かなりの広さの土地が必要になります。
先ほど土地の広さで説明した建ぺい率60%の例でいうと約84坪の土地の広さが必要になってしまいます。
逆に、子供が独立した後やDINKSの夫婦2人暮らしの場合だと、20坪程度あれば平屋でも十分生活可能な間取りを作ることができます。
このように、土地の広さに対して家族構成も平屋にするか二階建てにするかを選ぶ際の決め手になります。
④家を建てる年代
家を建てる年代も、平屋にするか二階建てにするかを選ぶ際の決め手になります。
赤ちゃんがいる世帯であれば『平屋の方が階段がない分安全』ということもあるでしょうし『子供部屋を確保するために広めの間取りにしたいから2階建て』と考える人も多いと思います。
逆に子供が独立したあとのシニア世代なら『階段がないほうがいいから平屋』という考え方もあると思います。
年代によって一戸建てに求めるものは違ってくるので、年代は平屋か二階建てかを決める重要な要素です。
では次に、平屋か二階建てかを決める際に参考になるメリット・デメリットをそれぞれあげてみましょう*
あなたの家庭で考えて『メリットが大きい』と思える方を選ぶのも選択肢の一つです!
平屋のメリットデメリットは?
メリット
まずはメリットですが、一番のメリットはやはり”移動が楽なこと”です。
平屋は全てが同じフロアにあるので生活の動線が短く済み、階段がないので家が上下に分断される事がありません。
そのため、平屋は移動が楽なんです♪
そして階段がないので家自体も広く感じたりします。
特に高齢者の方にとっては、上下の移動がないのは、本当に楽ですよね!
平屋は地震などにも強いです。
平屋は基礎の面積が広くなることと、2階部分がないので構造的に強く、地震にも強いといえます。
デメリット
逆に平屋のデメリットは、日当たりが良くない(日当たりを確保するのが大変)ということがあります。
平屋だとどうしても周りの家と比べて低くなってしまうので、家の中の日当たりを確保するのが大変になります。
特に都市部の住宅が密集している地域では、2階建てでも日当たりの確保が難しいので、平屋だと更に難しくなってしまいます。
しかし、逆に敷地を十分に確保できる場合はこのデメリットがなくなります!
また、設計を工夫すれば日当たりを確保できたりもするので、工夫次第でこのデメリットはうまくカバーできるかもしれません*
二階建てのメリットデメリットは?
メリット
二階建てにするメリットで一番あげられるのが、狭い土地でも建てられるということではないでしょうか。
土地には建ぺい率とともに容積率というのが決められていますが、(容積率は敷地面積に対する延床面積の割合のことを指します。)平屋だとそれが生かしきれません。
その点2階建てなら容積率を生かして建物を建てられます。
ですので、広い間取りの家にすることができるということなのです。
土地が狭くてもいいというのは他にもメリットがあって、土地を新たに購入する場合には土地代が安くなる、というのもメリットになります。
このメリットは大きいですよね。。!
また、建物に関して言えば、一般的に平屋よりも二階建ての方が建築費が安く済む場合が多いと言われています。
その理由は【基礎や屋根の部分が2階建てのほうが少なくて済むから】ということです。
ただこれは、どのような設計をするかによって大きく変わってくるため、必ずというわけではないのでご注意を!
このように、費用面から見ると2階建てはメリットが大きいと言えます。
デメリット
一方、二階建てのデメリットとしては、階段部分が必要になるということがあります。
階段部分の床面積も必要になるので、同じ面積なら平屋のほうが広くできるとも言えます。
しかし、階段下を収納にするなど、間取りの工夫によって有効利用できたりもするので、デメリットに感じない工夫もできたり、おしゃれに作ることも可能です*
ただ、やはり階段があるというのは、小さな子供や高齢者にとって危険があったり大変だったりします。
平屋と二階建ておすすめの家庭や状況とは?
平屋や二階建てのメリット・デメリットをいろいろあげてみましたが、それらを総合して考えるとどのような状況や家庭が平屋or二階建てに合っているのかまとめてご紹介します*
平屋がおすすめの家庭や状況
- 核家族(4人家族くらいまで)
- 小さい子供がいる家族(階段がなく安全)
- DINKSの夫婦2人暮らし
- 高齢者のみの家族
二階建てがおすすめの家庭や状況
- 二世帯など多い人数の家族
- 子供が多い家族(子供部屋が確保しやすい)
ということが言えるのではないでしょうか*
それぞれのご家庭によってメリット&デメリットも違ってくるので、しっかりと比較検討する事が失敗しないポイントです!
まずはどちらもカタログや間取りを見てみる!
お話したとおり、家庭や状況によって平屋か二階建ての判断が変わりますが、家族構成というのはその時々によっても変わります。
また、広い土地が確保できれば家族の人数が多くでも、平屋で建てることが可能だったりします。
ですので、平屋にしようか二階建てにしようか迷っているのであれば、一度気に入った住宅メーカーのカタログを見てみるなど、どちらも検討してみるといいと思います。
ハウスメーカーのカタログや間取りを見比べれば、また違った考えも生まれてくるものです。
その中でイメージや間取りが固まってきて、平屋か二階建てかの選択ができるのでカタログはとにかく沢山見ておきましょう♪
まとめ
平屋と二階建てのメリット・デメリットをあげてみましたがいかがでしたでしょうか?
平屋にするか二階建てにするかというのは、いろいろな要素があるので、好みだけでは決められない部分もあります。
それぞれにメリット・デメリットもあり様々です。
それらをよく理解したうえで、平屋か二階建てどちらを選択すればいいのか検討すれば、後悔のない素敵なお家が建てられます!
手を抜かずに、よく検討してみてくださいね*