見た目のおしゃれさや、シンプルな造りが人気の片流れ屋根。
ここ最近、傾斜のついた一枚屋根の片流れ屋根のかっこいいお家をよく見かけますよね。
では、1階建ての平屋でも片流れ屋根が選ばれているのには、どんな理由があるのでしょうか?
メリットデメリット&費用のことも合わせて見ていきましょう!!
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平屋の片流れ屋根って実際どうなの?!
おしゃれな平屋が密かなブームとなっている近年。。。
屋根のデザインも工夫されている平屋を沢山見かけます!!
今回はその中でも【片流れ屋根】に注目してご紹介したいと思います*
平屋の屋根の形状の種類
片流れ屋根とは真っ平らな屋根を傾けて傾斜をつけた、一方向に雨が流れていく形状の屋根です。
シンプルでモダンな建物にとてもよく合い、最近人気が上昇している屋根なんです♪
以前は外観のかっこよさからフラットな【陸屋根】の人気がありましたが。。。
雨が流れていきにくく雨漏りのリスクが高いということで、最近では片流れ屋根の人気が出てきました!!
そのほかに代表的な屋根の形状として。。。
- 切妻(きりづま)屋根
- 寄棟(よせむね)屋根
- 方形(ほうぎょう)屋根
などがあります。
【切妻屋根】
一番メジャーな屋根は、いわゆる三角屋根の切妻屋根ですね。
よく見かけるこの切妻屋根は《シンプルかつ雨漏りもしにくい》ということで昔から親しまれています。
【寄棟・方形屋根】
また、寄棟や方形屋根は四方向に傾斜面がある屋根です。
こちらは雨風の影響を分散してやわらげることが出来るというメリットがありますが、費用が高めになります!!
平屋の片流れ屋根が人気の理由は??
ではこういった屋根がある中で、片流れ屋根を選ぶ人が増えているのはなぜでしょうか??
実はこの片流れ屋根には、スペースを有効活用できるという大きなメリットがあるのです!!
たとえば、屋根裏を利用して収納にする場合。。。
切妻屋根の三角にするより、天井の一番高い部分が高くとることが出来るので、高さのある収納スペースを作ることが出来ます。
また、太陽光パネルを載せる場合、南向きに傾斜した屋根にすれば、切妻屋根の2倍多く載せることが出来ます!!
さらに!!
屋根の片側が高くなる分、高い位置に窓をつけることができるため、明るい部屋に出来る!
という良さもあります*
メリットデメリットは??
このように人気の片流れ屋根ですが、デメリットも把握してから採用したいものですよね。。!!
メリットとデメリットを合わせて、比較してみましょう*
《メリット》
- 屋根が一枚でできているので、雨漏りなどが起こりにくい。
- 屋根裏に広いスペースが確保しやすい。
- 太陽光パネルをたくさん載せることが出来る。
- デザイン性が高い。
- シンプルな構造なのでしっかりした建物になる。
《デメリット》
- 軒先の反対側の壁面が日差しや雨の影響を受けやすい。
- 壁面量が増えてしまうので、壁面の仕上材によっては費用がかかってしまう。
- 台風の時など風の強い時に風圧を受けやすい。
費用は普通の屋根と比べると。。?!
では、この片流れ屋根の費用は、他の代表的な屋根と比べるとどうなんでしょうか?
実はコストの面で考えると、この片流れ屋根はとてもオススメなんです!!
その理由として、シンプルな形状であるということがあげられます。
また傾斜が一方向だけなので雨どいをつけるのも一方向で済み、初期費用やリフォームの費用がとても経済的になるのです。
ただし、こういったシンプルな造りである分、きちんとした対策が必要です。
軒先がない、もしくはほとんど出ていないデザインにしてしまった場合。
外壁の劣化を早めたり、屋根と壁の結合部分から雨水が侵入したりというトラブルが起こる可能性があるので、きちんとした長さの軒先を確保することをおすすめします!!
今回のまとめ
このように、片流れ屋根には、
- デザイン
- スペース
- 費用
の面で、たくさんの魅力があることが分かりました*
将来起こりうるリスクへのきちんとした対策を取り入れ、メリットデメリットを知った上で、おしゃれでかっこいい片流れ屋根のお家を設計してくださいね!!