平屋といえば、どっしりとして耐震性が高いイメージがあります。
高さもなく、平らなフォルムは『地震にも強そう！』そう思って平屋を計画中の方も多いのではないでしょうか。
でも、本当にどんな平屋でも地震に強いのでしょうか。。？
実は、平屋だからといって必ずしも耐震性が強いとは限りません！
今回は平屋の耐震性についてや、耐震性が高く地震に強い平屋を建てるためのポイントをご紹介します＊
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平屋は地震に強いはウソ？！耐震性について
一般的に、横に長い長方形の家屋は地震に強いとされています。これはまさに、平屋の事ですよね。
そして平屋は二階がないので、激しく揺れたり、倒壊する危険性も低いです。
という事はやはり《平屋は耐震性に優れている》と思われます。
・・・が！今は平屋のデザインは、本当に様々です。
部屋数や世帯主の好みによって、建物の形もそれぞれです。
もしかすると、きっちりとした長方形の平屋のほうが珍しいかもしれません。
従来の平屋のイメージだと耐震性は高いのが普通かもしれませんが、最近はそういった外観のデザインも重視されるので、一概に『どんな平屋でも耐震性が強い』とは言えないわけです。
地震に強い平屋とは？
壁の範囲
建物を支えているのは、壁です。壁の量が多いほど、耐震性は上がります。
長方形の家屋が自信に強い理由は、壁の量も幅も十分にあるからです。
一方、開放的な大きな窓や複雑に入り込んだ外観などは、どうしても壁の量が少なくなってしまいます。
すると、建物を支える力は弱くなります。
それが原因で、わずかな揺れでも破損したり、崩れたりする場合が多いのです。
土地の強度
また、家を建てる土地にも、強度は必要です。
軟弱な土地の上では、どんなに丈夫な家でもあっという間に倒壊してしまうでしょう。
最低限の地盤改良は必ず行うものですが、それでも土地の強度は強い方が安心です！
このように、必ずしも地震に強いわけではなく。。。平屋の耐震性は、しっかりとした建物の造りと土地の強度によって決まるというコトです！
二階建てと比べると地震に強い？
二階建ては地震の際、二階部分の方がよく揺れます。そして、その揺れが倒壊に繋がります。
平屋にはそれがない分、一般的な二階建てよりは耐震性が高いのも事実です。
ただし、二階建てでもシンプルな形で総二階の造りなら、耐震性も上がります。
また、平屋でも建物と造りと土地の強度によっては、耐震性に影響があります。
ですので、一概には”平屋のほうが二階建てより耐震性が優れている”とは言いきれないのです。
平屋の耐震性を上げるための3つのポイント！
では、耐震性を上げるためには、どんな工夫をすればよいのでしょうか？
日本全国、どこで地震が起こってもおかしくありません！
地震対策は必ず必要ですので、少しでも地震に強い家について把握しておいて下さい＊
①壁の量を多くする
壁の量が多いほど、建物を支える力が強くなります。
壁全体で、建物を面的に支える効果があります。
ただ、リビングには大きな窓を取り付けたい方も多いですよね。
そんな時は、柱を強化したりして、建物全体の構造を強化すれば大丈夫です。
②柱を強化する
十分な太さの柱を使用するのはもちろん、柱の間に筋交いをかませたり、耐震金具でジョイントして、さらに強度を高めましょう！
このような工法はハウスメーカーによって様々ですので、各社にしっかりと確認しておくのをお忘れなく！
③屋根を軽くする
屋根が軽いと、建物を支える力を控える事ができます。
ただし、太陽光パネルには注意が必要です！
もし太陽光パネルを後付けする場合、その重量が設計時に加算されていない可能性があります。
すると、屋根を支えきれなくて、建物全体の耐震性が低くなります。
太陽光パネルは建築当初から搭載するか、後付けの場合はしっかりと計画してもらう必要があります。
平屋でも地震保険は必要！！
もちろん、平屋でも地震保険は必要です。
最近は、予期しない大きな地震が増えています。そんな時に、平屋だからといって決して安心はできません！
地震の種類も、縦揺れだったり、横揺れだったり。。。どんなに耐震性に優れた家屋でも、その影響は必ずあります。
通常、地震保険は火災保険とセットでの契約となります。
そして補償内容は、保険会社によって大きく異なります！
必ず、複数社の内容を調べて比較検討をしましょう！
そして、入居と同時に契約をスタートできるように、火災保険や地震保険は早めに準備をするのがおすすめです＊
《火災保険を各社で比較するメリット！》
火災保険は保険会社によって”付けれる保険内容”や不要であれば”外せる保険内容”が違います！
水災保険は必要ではないのに外せないので保険料を払わなければならない。。なんて事例も多いので、必ず各社で保険内容を見比べて見ましょう＊
私は3社で比較しましたが、結果的に50万円以上減額出来ました！
ハウスメーカーの言われるがまま火災保険に入っていたら、50万円程払わなくてもいいお金を払っているところでした。。！
【私が利用して使いやすかった火災保険の一括見積もりサイトです！】
今回のまとめ
平屋のメリットの一つが”耐震性の高さ”である事は納得ですよね。
でもそのためには、平屋でも建物の構造や土地の強度が大切です。
また、長方形ではなく凝ったデザインでも、設計や技術の力で、耐震性をしっかりカバーできます。
そして、平屋には必要がないと思っている方も多い地震保険も、前もって必ずチェックしなくてはなりません！
このように耐震性も含めた平屋作りを計画すると、その先何十年も安心して暮らせます＊
地震から家族を守ってくれる強い平屋のお家をになるように、デザインも耐震性にも優れた平屋を作りたいですねっ♪
